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研究とSDGsのつながりを知る。TEIKYO SDGs Report 帝京大学の先生たちが行っている研究活動内容がどのようにSDGsとつながっているのかをひも解きます。

私の研究活動はSDGs17の目標の「3.10.16」に関連します。Tetsuya Ozawa
今回の先生

帝京大学剣道部 監督

小澤哲也 先生

どんな先生?

剣道七段。高校時代に神奈川県代表として国体優勝など戦歴多数。帝京大学時代は主将として活躍。実業団剣道部(富士ゼロックス)を経て、本学剣道部コーチとして招聘、2013年より監督。現在、本学職員。

WHAT ARE 17GOALS OF SDGs? SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2030年までに達成すべき17の目標を掲げています。

剣道を支えるコミュニティの価値 強さだけでなく型や所作、儀礼といった剣道を探究する姿勢が必要不可欠な剣道。子どもから大人まで一緒になって鍛錬する剣道の道場は、地域のコミュニティ形成にも寄与している。文化を継承する力に満ちた剣道は、SDGsが求める地域活性や地域継承の側面で、新しい可能性を創り出すかもしれない。

01. 剣道の始まりと活人剣への変遷

剣道の始まりは、日本刀と同時期の平安時代と言われる。戦国時代などを経て平和な江戸時代に活人剣となり、生き方をはじめとする心法などを重視するようになっていった。そのため、強さだけでなく型や所作、礼法などが段位取得の評価の対象となる。

02. 剣道の段位と審査対象

段位には初段から八段さらに範士、教士、錬士があり、試技のほか立ち振る舞いも審査対象となる。昇段審査は段と同じ年数分の精進が受審資格で、二段を取得したら2年が経過しないと三段の昇段審査資格を得られない。そのため日常における礼儀作法や意識、身体訓練、勉強などすべてに精力を注ぐ必要がある。

03. 地域のコミュニティを形成する剣道の道場

子どもから大人まで一堂に会する剣道の道場は、地域コミュニティとして機能。帝京大学剣道部の学生も、夏季休暇などで地元に帰る際は地域の道場に顔を出し、子どもに指導することもある。段位において技術だけでなく礼儀作法が評価されるのは、コミュニティの安定的な環境構築の意味もある。

04. 新しい担い手の醸成と剣道による国際交流

帝京大学剣道部にはプロアスリートに近いメンバーが所属するが、剣道歴の浅い経験者も受け入れ、道場コミュニティとしての部活動の文化を失わない試みを行っている。また、留学生を対象にした体験教室や、ガーナへの剣道具の提供など国際的なプロジェクトも実施。

05. SDGsにおける剣道の可能性

剣道は、護身を含めた武術的要素や技術的要素に加え、コミュニティ文化の醸成という社会的要素が備わっているため、地域社会の安定に貢献できる。地域コミュニティの健全性はすべての国において重要なテーマ。剣道の構造は地域にとって価値あるものという観点から普及の道を探求すれば、剣道関係者の増加と世界課題の解決につながる可能性がある。